〔連載〕タサン志麻の田舎暮らし・秋 静かな里山を舞台に始まった、タサン志麻さん一家5人の古民家暮らし。豊かな自然や、旬の食材をふんだんに使ったレシピとともに、志麻さんの視点でお届けします。
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スペアリブの赤ワイン煮
栗のグラッセ添え
ポワレと異なり、肉の赤ワイン煮にはグラッセにした栗を添えて印象的に。メリハリのある色や味わいがおいしさの秘密です。
材料(4人分)・豚スペアリブ 700~800グラム
・きのこ(しめじ、しいたけ、マッシュルーム) 各1パック
・ベーコン(かたまり) 100グラム
・赤ワイン 500ml
・コンソメスープの素(固形) 1個
・塩・こしょう 各適量
・小麦粉 大さじ2
・タイム 3~4枝
・ローリエ 1枚
・はちみつ 小さじ1
・オリーブ油 大さじ2
■ 栗のグラッセ
・むき栗(生) 200グラム
・砂糖 大さじ1~2
・バター 20グラム
作り方(1)きのこは石づきを取って大きめの一口大に切るかほぐす。豚スペアリブはペーパータオルで表面の水分を拭き、塩を肉の重量の0.8パーセント、こしょう適量をふって小麦粉を全体にはたく。落とした小麦粉もとっておく。
(2)深めのフライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、(1)のスペアリブを表面に焼き色がつくまで中火で焼いて(下写真)取り出す。
(3)(2)のフライパンに残りのオリーブ油を加え、(1)のきのこを炒める。油がまわったら(1)で落とした小麦粉を全体にふり入れ、炒め合わせる。
(4)(2)を肉汁ごと戻し入れて赤ワインを加え、ひたひたに水(材料外)を加える。沸いたらあくをすくい、コンソメスープの素、タイム、ローリエを加えてふたをし、弱火にして約1時間煮る(下写真)。
(5)[栗のグラッセを作る]鍋にむき栗、砂糖を入れ、水(材料外)をひたひたになるまで加えて火にかける。沸いたら中火で煮つめ、水分がほぼなくなったらバターを加えて(下写真)全体になじませ、火を止める。
栗のグラッセは冷蔵庫で4日間保存可能。(6)ベーコンを棒状に切って(4)に加え、ふたをせずに強火で煮汁が半量になるまで煮る。煮汁に少しとろみがついたら(下写真)はちみつを加え、味をみて塩・こしょうでととのえ、器に盛って(5)を散らす。
タサン志麻(タサン・しま)料理人と家政婦の経験で培った、技やセンスが光るレシピが大好評。2023年、古民家を購入して夫のロマンさんとリノベーションに奮闘中。3人の子どもの母。
(次回に続く。
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