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東大寺・お水取りの頃、奈良の甘味処に咲く“和菓子の椿”3選

2025.01.24

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〔特集〕早春の大和路を行く 古都・奈良の椿 椿は日本原産で、文字どおり春を告げる花木。『万葉集』で初めて「椿」という漢字が用いられ、平城京の宮殿や貴族の庭園に椿が植えられたと伝わります。今も「文化としての椿」を大切に守り伝える奈良の人々や古刹を通して、世界に誇れる日本の椿文化を見つめたいと思います。前回の記事はこちら>>

・特集「古都・奈良の椿」の記事一覧はこちらから>>

お水取りの頃、奈良の甘味処に
和菓子の椿咲く

古都・奈良に春を呼ぶ行事、東大寺のお水取り(修二会)。その準備が着々と進む2月に入ると、奈良市内の和菓子屋さんに、修二会の造花を写した椿のお菓子が並びます。


椿の形が、単純化された和紙花の造形は、そのまま菓子としても愛でられ、春の風物詩となっているのです。

お店により形も銘もさまざまですが、紅2枚、白3枚の5枚の花弁と黄色い雄蕊の巧みな表現は、どこかユーモラスでほっこりとした可愛らしさに溢れています。

糊こぼし──萬々堂通則

椿の絵柄の化粧箱も素敵な生菓子「糊こぼし」。紅白の椿をかたどった愛らしい落雁も。

萬々堂通則
住所:奈良市橋本町34(もちいどのセンター街)
TEL:0742(22)2044
販売時期:2月初旬~3月中旬

開山良弁椿──鶴屋徳満

初めて修二会の椿の造花をモチーフに考案したのがこの「開山良弁椿」とされる。紅白の椿の落雁も。

鶴屋徳満
住所:奈良市下御門29
TEL:0742(23)2454
販売時期:2月初旬~3月下旬

御堂椿──千代乃舎 竹村

創業1701年、奈良市で最も古い和菓子店。立ち姿が美しい椿写しの生菓子の芯の中にはこし餡が入っている。

千代乃舎 竹村
住所:奈良市東向南町22
TEL:0742(22)2325
販売時期:2月初旬~3月中旬

(次回へ続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2025年02月号

家庭画報 2025年02月号

撮影/本誌・西山 航

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