9月23日にスタートした上川さんが主演する連続ドラマW『真犯人』(全5話)が、WOWOWで日曜夜10時より放送中。――配下の柳生衆とともに、魔界衆に立ち向かう十兵衛の魅力を、どう感じていらっしゃいますか?
「何か、もらい事故にまみれる人生と言いますか(笑)。山田さんが描かれる十兵衛は、なぜだか国の一大事に関わる災禍に巻き込まれ、それを単身解決しなければならないキャラクターなんです。そんな人生きっと望んでないでしょうに、星の巡りが気の毒といいますか(笑)。毅然と現れ、丘の上に佇むようなヒーローでは決してない。俺についてこいという尊大な態度も取らず、普段はどこか飄々としている。そんな男が天下を覆すような事件を解決してしまうというギャップが、大きな魅力です」
――上川さんは、ヒーロー然としたヒーローには惹かれないタイプなのですね。
「いえ、そうでもないんです。子供の頃から様々なヒーローに触れながら育ってきた世代だからでしょうか、そこはケース・バイ・ケースで(笑)、また違ったヒーローにも惹かれます。傍から見たら節操がない感じに映るでしょうけれども、食わず嫌いしないでいられることは、自分の中では悪くないことだと思っています」
――ちなみに、子供の頃いちばん好きだったヒーローは?
「等身大のヒーローですと、キカイダーが好きでした。巨大ヒーローだと、ウルトラセブンでしょうか」
――人造人間キカイダー! 何とも言えない切なさが漂うヒーローだったと記憶しています。その切なさは、十兵衛にも通じるものがあるのでは?
「そうかもしれません。『魔界転生』は十兵衛の獅子奮迅の戦いを描くものでなく、むしろ古くからの友人や肉親を斬らなければならないという悲哀が含まれた物語。大がかりな仕掛け満載のエンターテイメント時代劇ではありますが、作品に込められた喜怒哀楽を大事に演じたいと思っています」
上川隆也/Takaya Kamikawa
俳優
1965年、東京都出身。大学在学中の1989年に演劇集団キャラメルボックスに入団(2009年に退団)。1995年にNHK70周年記念日中共同制作ドラマ『大地の子』の主役に抜擢され、脚光を浴びる。以降、2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』への主演をはじめ、数々のテレビ、舞台、映画で活躍。近年の主な出演作は、テレビドラマ『遺留捜査』『BG ~身辺警護人~』『執事 西園寺の名推理』など。
日本テレビ開局65周年記念舞台『魔界転生』
10月6日~28日/博多座 A席1万4000円 B席1万円 C席6500円 お問い合わせ/博多座電話予約センター 電話092-265-5555 11月3日~27日/明治座 S席/1万3500円 A席/7000円 お問い合わせ/明治座チケットセンター 電話03-3666-6666 12月9日~14日/梅田芸術劇場メインホール S席1万3500円 A席9500円 B席6000円 お問い合わせ/梅田芸術劇場 電話06-6377-3800
原作:山田風太郎(角川文庫刊) 脚本:マキノノゾミ 演出:堤 幸彦 出演:上川隆也、溝端淳平、高岡早紀、村井良大、山口馬木也、藤本隆宏、浅野ゆう子、松平 健 ほか。
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【応募方法】 サイン入りチェキの応募締め切りは2018年11月5日(月) 9時00分です。 下記応募フォームに、必要事項を入力してください。なお、ご応募は、お1人様1回限りとさせていただきます。 複数回のご応募は、無効とさせていただくことがございますのでご了承ください。 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。編集部へのお問い合わせはご遠慮ください。 たくさんのご応募、お待ちしています! 応募する>>> ※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。
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