伝統の味です。パプリカのトマト煮で煮込む「鶏のソテー、ローマ風」

【作り方】
6：残った油に4を入れて炒める。肉にふるのではなく、油に入れるのがポイント。全体に均一に香りが広がります。



7：白ワインを入れ、アルコール分をとばす。




8：泡立て器でつぶしたホールトマト、湯50ccを入れ、蓋をして強火にかける。沸いたら弱火にして5分ほど煮る。ここで肉に火が通るまで煮て、ワインやトマトの味をしみ込ませます。



9：2を加え、蓋をして弱火で15分ほど煮る。途中、2回ほど湯を加えてのばし（50cc、30cc）、鶏肉を2～3回返す。火を止め、パセリをふって混ぜる。





吉川敏明シェフは60年代、19歳でイタリアへ渡り、ローマのレストランなどで修業を積んだ後、77年、西麻布に「カピトリーノ」をオープン。本場そのもののイタリア料理が食べられると、人気を博したレジェンド・シェフです。現在は東京・経堂で“ローマ風ワイン居酒屋”として「エル・カンピドイオ」を営んでいます。『「エル・カンピドイオ」吉川敏明のおいしい理由。イタリアンのきほん、完全レシピ』は吉川シェフが教える、家庭でも必ずおいしく作れるイタリアンの教科書。パスタ、リゾット、前菜、メインディッシュ、デザートまで42品を紹介。作り方はフルプロセス写真で、初心者に分かりやすく、ベテランも納得の内容です。