2.クラブ選びは洋服と同じように土居:よく、ゴルフを始める奥さまに、ご主人が「最初は何を使っても同じだから、俺の古いクラブを打ってみろよ」というパターンがありますが、男性と女性ではパワーが違うので、男性物のクラブをいくら振っても、振り切れないので球は上がらない、振り負けてしまうので変なスイングが身についてしまう、上達を阻害するという悪循環になりかねません。店頭で接客業務の勉強をしていたときのことですが、ゴルフを始める奥さまとクラブを買いにいらしたご主人が、「最初は何を使っても同じだから、適当なクラブにすれば良いよ」とおっしゃったんです。山下:それ、私もよく聞きます!土居:それ、大間違いなんです!! そういう場面を目の当たりにしてきたので、女性にこそ、洋服を買うときと同じように、ゴルフクラブも必ず試着(試打)をして頂きたいです。土居朋枝さん(ブリヂストンスポーツ㈱ マーケティング本部 ブランド・広報・宣伝室 室長) 新卒でブリヂストンスポーツに入社後、ゴルフクラブの企画、販促、開発業務を経て、現在はブランド・広報・宣伝室をまとめるカッコイイ素敵な女性です。
3.フィッティング土居:パワーの差でこれくらい違いが出ますよ、というのをこんな風にまとめてみました。 山下:上の表の、130Y(ヤード)は7番アイアンの飛距離ですか?
土居:ドライバーです。
山下:となると、私は180~200Yのあたりですね。最近は女性用のクラブも、こんなに選択肢が増えているんですね。私は学生時代、メンズクラブを使っていましたが、最近はシニア向けのクラブを使っています。
土居:とても良いと思います。自分に合ったクラブにしただけで、飛距離が劇的に伸びたという方も何人も見ています。自分のゴルフが変わる可能性を秘めているのが「クラブ」ですから、是非、ギア選びはこだわって、自分に合ったものを見つけて頂くと、もっともっとゴルフが楽しくなると思います。
山下:では、具体的に自分に合ったクラブを見つける方法は?
土居:今の自分のパワーに合ったクラブのロフト角や、シャフトの戻りなどを分析してみることです。
山下:クラブフィッティングですね?
土居:最近は、無料で簡単に測ってくれるお店などもありますが、より詳しく知りたい方には、最新の機材が用意されていて、専門のスタッフが解析してくれるお店がおすすめです。東京・丸の内で気軽にゴルフレッスンができる「ブリヂストンゴルフガーデン東京」。フィッティングルームを完備しています。
山下:私も以前、新しいクラブを買うのにそういったフィッティングスタジオに行って計測してもらいました。普段データを意識したことがないせいか、細かいデータを並べられてもあまりピンときませんでしたが……。土居:わかります! ですから、フィッティングに行く際には、必ず普段自分が使っているクラブを持って行って、比べるようにしてください。そうじゃないと納得いかないじゃないですか。その日の、調子の良い悪いもあるので。山下:そうですよね! 私は必ずコースで使ってみてから買うようにしています。マットの上ではわからないし、何より18ホール使って疲れないか?などを確かめたいので。土居:さすがです! 有料で三泊四日で貸し出しているサービス
などもありますので、是非活用して頂きたいです。 ブリヂストン独自開発の解析ソフト「スイングシミュレーションシステム」で、自分に最適なクラブが見つかります。