2.洗練とぬくもりが感じられる空間でくつろぐ
ホテル最上階に位置する、135平方メートルの広さの「パゴダハウス」。客室は全70室、1泊1室2名利用で11万円前後。木や自然素材が作り出す洗練された癒やしの空間
ホテルは4棟の低層建築からなり、客室は9室のスイートを含む全70室。どの部屋も京都の魅力が感じられるように考えられたスタイリッシュでリラックスできる空間です。壁や天井にタモ材や地元産の自然素材を用い、調度品の多くにも木を使用。一方、浴室はマーブル調の御影石を用い、モダンな雰囲気で目も心も楽しませてくれます。
パゴダハウスのバスルーム。部屋からは京都の四季の風景が楽しめる
ここでの滞在をより心豊かにしてくれるのが部屋から見る景色です。東山の高台の斜面にあるため、八坂の塔や甍(いらか)の波からなる町の風景、ドラマチックな夕景、坪庭やプライベートな庭園などさまざま。京都の静けさ、平穏、自然の移ろいを存分に感じられ、なかには二寧坂の通りの気配をすぐそばに感じられる部屋も。
客室からはホテル内の庭や八坂の塔、京都市街を見下ろせ、夕日も楽しめる。この日見せていただいた客室「パゴダハウス」は、日本庭園と、八坂の塔を中景にした京都の市街を一望できる最上階にあるシグネチャースイートです。客室の二方は全面ガラス張りで、ホテルの中の一軒家“ハウス イン ハウス”のような造り。部屋の中も細部にこだわり、京都を拠点とする現代作家の作品をさりげなく飾った広々とした空間に、プライベートキッチンも付き、よりパーソナライズなホテルステイができそうです。
ホテル内に置かれた花やアートひとつにも、京都の伝統とハイアットの美意識が感じられる。どの部屋もくつろげ、観光や外出はほどほどにここでゆっくり過ごしたくなる、ラグジュアリーにしてホッとできる場所です。