ハイクレア城の自然の恵みを味わう
ハイクレア城オリジナル・ジン「ハイクレア・カッスル・ジン」は、豊かな自然からの贈り物。新しく生まれたオリジナル・ジン「ハイクレア・カッスル・ジン」のレシピは、どんなものなでしょう?レディ・フィオーナに、そっと教えていただきました。
ジンに必ず入れるのは、日本ではセイヨウネズと呼ばれるジュニパーベリー。一見ブルーベリーにも似た実がなり、青々と生い茂る葉が特徴で「ジュニパーの木は、大昔から敷地内にたくさんあります」と彼女。そして、それ以外がオリジナル・レシピというわけです。
ハイクレアの丘のふもとにあるモンク・ガーデンに、初夏になると上品に咲きそろう紫色のイングリッシュラベンダーは、レディ・フィオーナのお気に入り。
当然、オリジナル・ジンにもラベンダーの花は欠かせません。そのほか、グリーン・ハウスで育てられているオレンジやレモン、敷地内のリンデン(菩提樹)の白い花も入れたそう。
最後に加えたのは伯爵自らがハイクレア農場で栽培する、からす麦。「からす麦のおかげで、ジンの口触りがまろやかになりました」とレディ・フィオーナ。まさにハイクレア城を包み込む自然の恵みを、ジンを通して味わうことができそうです。
ドラマ『ダウントン・アビー』の大ヒットがきっかけに
ジン造りのきっかけは、米国でのドラマ『ダウントン・アビー』の大ヒット。東部コネチカット州在住の熱烈なファンから、ある日、レディ・フィオーナのところへ「ハイクレアのオリジナル・ジンを一緒に造りませんか?」というメールが届きました。
このファンはコネチカットにある彼の家の庭先でオリジナル・ジン造りを手がける若手実業家グートキンさん。
「妻と共にドラマにのめり込むうちに、ハイクレア城ならではのジン造りを提案したいと勇気を出してメールした」そうです。
その思いが届きグートキン夫妻は遥々と渡英。ハイクレア城でジンのレシピ開発などを伯爵夫妻にアドバイスし、一緒にジン造りの会社を起業することになりました。
米国では現在ニューヨーク州をはじめ11州で「ハイクレア・カッスル・ジン」が販売されています。