ボトルの色は深い紫。「ハイクレア城のある土地の先住者はウィンチェスター主教様でした。ボトルは彼が着ていた高貴な紫色の礼服の色にちなんだものです」とレディ・フィオーナ。
高貴な紫色のボトルには、ハイクレア城のシルエットを刻印。英国ではウィスキーやジンなどの酒類をスピリッツと呼びます。ハイクレア城一帯で息づいてきた自然のエッセンスがブレンドされたスピリッツを飲めば、魂(スピリッツ)の洗濯にもなることでしょう。
1日も早く、世界中で乾杯できる日を!
ところで広大なハイクレアの敷地内には、ぶどう園もあるそうです。オリジナル・ジンが完成した今、次のプロジェクトはハイクレア・ワインかなと、ついつい想像してしまいます。
世界中が困難な問題に直面する昨今ですが、安心して過ごせる日々が戻ってきたら、この「ハイクレア・カッスル・ジン」で、ぜひとも祝杯をあげたいものです。飲むごとに、豊かなハイクレアの自然が、優しく広がっていくことでしょう。
●ハイクレア城のオンラインショップは
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書籍『ダウントン・アビーのハイクレア城に暮らす レディ・フィオーナ』は、万来舎より2020年5月下旬に発売予定です(Amazonで予約受付中)。連載でご紹介してきた内容に加え、新たな写真やエピソードも盛り込まれています。是非、ご覧ください。
構成/樺澤貴子