文化遺産の新名所
【オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ】
18世紀、ルイ15世の命で建てられた「オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ」のバルコニーから、目の前のコンコルド広場を眺める松岡さん。宮廷文化の美とパリの空気を味わう。
コンコルド広場を見下ろすように建つ「オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ」。2世紀にわたり海軍省として使われた後、数年がかりの大修復を経て2021年にミュージアムとして公開された。上写真のロッジア(大バルコニー)に面した大広間はヴェルサイユ宮殿を思わせるほどの贅の極み。シャンデリアの明かりの下、数々の舞踏会が繰り広げられた。
かつてルイ王朝時代の家具調度管理長官の館だった由緒ある歴史的建造物。王室の調度品、宝飾品の展示場でもあっただけに、一流の職人技が集結している。あらゆる分野の専門家たちによる21世紀の大修復で王朝の美の館が甦った。上写真は、管理長官だったティエリー・ドゥ・ヴィル・ダヴレー男爵夫人の寝室。
Hôtel de la Marine(オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ)2 Place de la Concorde 75008 Paris
開館時間:10時30分~19時(金曜10時30分~21時30分)
入場料:13ユーロ~。
※1ユーロ=約169.92円(2024年6月6日現在)
※営業時間、定休日、商品、サービス内容、料金やメニュー等は時期により変更になる場合があります。
※別途サービス料や税金がかかります。(次回へ続く。
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