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ハイジュエリーの聖地を最初に切り拓いたメゾン「ブシュロン」 の文化と美学が宿る本店を訪ねて

2024.07.25

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〔特集〕松岡修造さんが届ける2024夏 パリの情熱 いつの時代も人々の憧憬の的である美しい街、パリ。世界の注目がますます集まるこの夏に向けて、今、さらなる開花の時を迎えています。エレガントでエネルギー溢れる最旬のパリを松岡修造さんが熱い想いとともに案内します。前回の記事はこちら>>

特集「松岡修造、パリの情熱」の記事一覧はこちら>>>

文化と美学が宿る “ジュエリーの邸宅”「ブシュロン ヴァンドーム広場本店」へ、メゾンのルーツを訪ねて

大改修後の2019年、“新生ノセ邸” に誕生した空間、「ジャルダン・ディヴェール」(冬の庭園)は、ブシュロンが愛するテーマ「力強い自然」へのオマージュとなっている場所。吹き抜けのガラス天井から差し込む陽光、植物レリーフの窓、緑の大理石、葉の絨毯、そのすべてがメゾンの精神を表現している。

ハイジュエリーの聖地を最初に切り拓いたメゾン

ルイ14世の命により誕生したヴァンドーム広場。現在、“世界一ラグジュアリー” な場所としてハイジュエラーが軒を連ねるこの煌めきの聖地に、他に先んじてブティックを作ったのが、「ブシュロン」です。

ブシュロンを代表する “クエスチョンマーク” ネックレス。1879年に誕生し100年以上の時を経た今も、アシンメトリーでクラスプがない、その革新的で美しいデザインは、人々を魅了し続けている。

メゾンの創業者、フレデリック・ブシュロンが、ヴァンドーム広場26番地の「ノセ邸」と呼ばれたオテル・パティキュリエール(私邸として都市部に建てられた館)に、ブシュロンのブティックを開いたのが1893年。


本店の主役、1階の「グラン・サロン」(大広間)。1893年の開店当時の姿を留めている。

その後1930年に歴史的建造物に認定され、2017年から約2年間のクローズと大改修を経た2019年、さらなる輝きをもって再び姿を現しました。

ヴァンドーム広場に面する2階の「サロン・デ・クレアシオン」(クリエイションの間)。貴重なメゾンのアーカイブも展示。

2階の窓からはヴァンドーム広場とコロンをゆっくりと見下ろせる。

ブティックの概念を超え、時とともにメゾンを象徴する場となった「パリ本店」。

店内には空間ごとにコンセプトが異なる部屋が配され、輝くジュエリーとともに、パリとブシュロンの歴史と美を堪能することができます。

アジアの伝統美術からインスパイアされた「サロン・シノワ」(中国の間)。かつてお忍びのゲストのために使われていた隠し扉も残っている。

VIP専用フロアには宿泊可能なアパルトマンも

3階で迎えてくれるのは、特別なゲストが宿泊できるアパルトマン「Le26」(ル・ヴァンシス)。“ブシュロンの館” のおもてなし精神が存分に発揮された空間となっている。

広々としたリビングルームと寝室、大理石のバスルーム、そして煌めくシャンデリアの下で過ごすひとときはまさに至福の時。

宿泊サービスはなんと「リッツ パリ」によるもの。

 
BOUCHERON VENDÔME(ブシュロン ヴァンドーム広場本店)
26 Place Vendôme 75001 Paris
TEL:+33(0)1 42 61 58 16
営業時間:11時~19時
定休日:日曜日

※1ユーロ=約169.92円(2024年6月6日現在)
※営業時間、定休日、商品、サービス内容、料金やメニュー等は時期により変更になる場合があります。
※別途サービス料や税金がかかります。


(次回へ続く。この特集の一覧>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年08月号

家庭画報 2024年08月号

スタイリング/中原正登〈FOURTEEN〉 取材協力/フランス観光開発機構

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