イラスト/山田博之
しかし、その「理想や理念やイデオロギー」が新しく生きる理由を作り、ひいては心の救いになることも確かなはずです。
前のページの話を引用すれば“理想や理念やイデオロギー”があれば、物騒な事件も減るし、もっと生産性のある方向へエネルギーを傾けられるはずです。
また、3月末には“幻想”を司る海王星が牡羊座に移動します。更に5月末には“課題や試練”を司る土星も牡羊座に移動します。そして“革新”を司る天王星は、“所有”を表す牡牛座の最後の最後を進行中で、“7月”には次の双子座へ移動します。
ちなみに、海王星が魚座入りした2012年は、野田内閣から安倍晋三内閣へと代わり、失われた20年を取り戻すべく打ち出されたアベノミクスが始まった年です。
しかしそれが残したものは?というと、確かに一部株価や不動産、ビットコインの上昇はありましたが、賃金は上昇せず税金や社会保険料の負担が増えて生活の厳しさが増していてあまり好景気を味わえていないというような金融と実体経済の乖離?もしくは現在の円安や止まらない値上がりとの関係は……?
また2012年は、お隣の中国でも習近平氏が最高指導者になり、日本にやってくる中国旅行者の爆買いの様子やサウジアラビアとイランの国交回復で仲介役を務めるなど国際社会で存在感を増す様子から好調かと思われますが、実際には不動産不況が長引いていてリーマンショックよりも厳しいバブル崩壊状態では?との報道もあり、実態は掴めません。
そういう、いまいちはっきりしてない実態、つまり“海王星”が作り出した幻想の結果が、容赦無く2025年上半期には赤裸々な結果として出てくるはずです。