日本の聖地を訪ねて 特別編 連載では全36回にわたって日本各地の聖地をご紹介してきました。今号は特別編として数秘研究家のともこさんがハワイ島を訪ねました。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・エッセイスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。36回の連載をまとめた『日本の聖地を訪ねて』(世界文化社)大好評発売中。
日本と深く結びつく古代ハワイアンの聖地
主要8島からなるハワイ州。構成する島々の中で最も大きな島がハワイ島で、島の至る所に古代ハワイアンの聖地があります。今回は日本とのつながりも含め、特別編として聖地巡礼の旅へ出ました。
ワイピオ渓谷。ハワイ8島を統一し、ハワイ王国を創り上げたカメハメハ大王が幼少期を過ごしたとされる。
ハワイ島といえば日本の国立天文台が設置した「すばる望遠鏡」が山頂にあるマウナケア山が有名ですが、海洋底の基部からの高さが10203メートルあるとして、世界で最も高い山として知られています。名前の由来は、常夏の島でありながら雪が降るため、マウナ(山)ケア(白い)だとされますが、もとはマウナ・ア・ワケアというのが正式な名前。ワケア(Wakea)とはハワイ創生伝説で天空を司る神様です。古代ハワイアンにとって神聖な山であることがわかります。
世界自然遺産・ハワイ火山国立公園にあるキラウエア火山。
また現在も活火山として活動するキラウエア火山。ハレマウマウ火口に住むとされるのが火の女神ペレです。気まぐれで情熱的な女神とされ、古代より崇拝されてきました。この女神ペレを産土神として祀っているのが、日本国外最古の神社「ヒロ大神宮」。
ヒロ大神宮。拝殿裏には1960年に起きた大地震による津波から残った狛犬が一体、安置されている。
ハワイ島唯一の神社は島全体の総鎮守として崇敬を集め、日系移民の心の故郷であったとされています。
「ヘイアウ(古代ハワイの石造り神殿)」と「釣りの社」の遺跡が今も残る神秘的な雰囲気のサウスポイント。
そして、一度は訪れたいと思っていたサウスポイントへ。ポリネシア人がハワイで初めて上陸したそこは、海・空・大地、それぞれの神々が出逢う場所でした。グリーンサンドを手にしたとき、奇跡の星・地球に立っている感動が込み上げました。
天体観測に最適な場所として知られるマウナケア山頂から望む夕陽。
地球の力強い鼓動と、古代ハワイアンが愛した美しき聖地がありました。
連載題字&龍翔鳳舞/宮崎県日向市・大御神社 禰宜 新名昭彦
龍のように力強く飛翔し、鳳凰のように華麗に舞うという発展を祈る意味。家内安全、無病息災、社運隆盛など、皆様の運気が上がり、健康でありますようにとの願いを「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」の文字に込めて。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>