21世紀の唐津焼を担う、注目の若手作家
唐津焼の歴史は実に500年以上。時代や生活の変化を受けながらも、脈々とその伝統と技は継承されています。
地元・唐津で器作りに励む若手作家の活動の応援も「ピースクラフツSAGA」が力を注ぐプロジェクトの一つです。
土も釉薬も薪も、すべて自ら作り出す
村山健太郎(健太郎窯)
〔返礼品〕唐津小皿セット/寄付金額10万円古地図で窯の跡地を調べて土を採集したり、工房近辺の雑木を伐採して薪を作ったり、無農薬の藁から灰を生成したり。陶芸にまつわるほぼすべての材料を自分で探し、器作りに取り組む村山さん。
〔返礼品〕右・筒杯(大)/寄付金額2万円 左・青唐津5寸皿/寄付金額2万円 「最初から最後まで、自分の手で物を作り出したかった。それを実現できるのは唐津焼でした」。
青唐津や朝鮮唐津が並ぶ9種の唐津焼セットで、その温もりに触れてみては。
日常に溶け込むさりげない器を
中里健太(隆太窯)
〔返礼品〕右から・白磁飯碗/寄付金額1万5000円 粉引湯呑/寄付金額1万円 三島湯呑/寄付金額1万5000円元々「物を作り出すこと」に興味があり、当初はファッションデザイナーを目指していたという中里さん。学び続けるうちに、一つの物を自分の手だけで作り上げたいという思いが強くなり、焼物の道へ。父・太亀さんの下で修業を積み、2年前より自身の作品を発表。2019年には親子三代展も開催しました。
粉引や三島だけでなく、白磁や青白磁も製作していきたいと、新しい窯も完成させたばかり。「日常生活に自然に溶け込む器を目指しています」。若きサラブレッドの作品に要注目です。