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- 阿川佐和子さん「夏きもの挑戦宣言」再び!
年々猛暑日が増しているように感じる昨今の夏暦。気合を入れてきもので出かけようと予定していても、阿川さんと同じく、つい躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。撮影で着用するだけでなく、もう一歩踏み出したいという思いから、阿川さんはお出かけの妄想コーディネートを試みました。
先月の小物合わせのお浚いレッスンも兼ねて、お母様譲りの夏きものからお気に入りの一枚を取り出しました。秋草と流水が涼やかな奥州小紋に合わせたのは、南国の絣を織り出した八寸帯です。お手持ちの帯揚げや帯締めを載せては戻し、戻してはまた載せ、「あーでもない、こーでもない」「あら、意外に素敵じゃない?」とイメージを膨らませながら組み合わせを構築しました。
阿川佐和子(あがわ・さわこ)©Akinori Ito
作家・エッセイスト 1953年東京生まれ。大学卒業後、テレビ番組でのリポーターを機に、報道番組でのキャスターや司会を務める。映画やドラマに出演するなど女優としても活躍。『週刊文春』(文藝春秋)では対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」を、『婦人公論』(中央公論新社)、『波』(新潮社)他では多くのエッセイを連載。テレビ朝日系列『ビートたけしのTVタックル』『日曜マイチョイス』にレギュラー出演中。『レシピの役には立ちません』(新潮社)他、著書多数。
撮影/伏見早織(本誌) 構成・取材/樺澤貴子