お歳暮の贈り花のオーダーをいただき、ニュアンスの異なるピンクを集めたアレンジを制作しました。街中に赤×緑の色合わせがあふれる時期なので、逆に新鮮な印象になるのではないかと思います。バラは‘コーラルハート’と‘デザート’の2種、スカビオサの‘ストロベリー’と‘シオリ’、カーネーション‘レディシーン’を使用。紅葉ヒペリカムをあしらって少し大人っぽい雰囲気に仕上げています。
長崎県雲仙市の「フラワーガーデン寺尾」さんは、スカビオサの栽培だけでなく育種にも熱心で、かわいらしいオリジナル品種がたくさんあります。花芯が濃いピンクが‘ストロベリー’、花芯が薄いピンクが‘シオリ’で、どちらも寺尾さんのオリジナル品種です。ちょうどこの時期に出回るので、かわいらしい雰囲気の贈り花にしたいときにぜひ使ってみてください。
こちらもお歳暮としての贈り花ですが、クリスマスの雰囲気でとオーダーがあり、赤×緑×白の色合わせで制作しました。赤はバラ‘ブリランテ’とラナンキュラス‘ソフィア’、白はスカビオサ‘テラ307’とニュアンスカラーのラナンキュラス‘みつり’。コニファー‘ブルーアイス’と‘ブルーバード’をあしらい、ビバーナム・ティヌスの青黒い実をアクセントに加えました。
赤×緑の色合わせで活躍するのが赤バラ。この時期は種類豊富に出回ります。写真左は‘サムライ08’、右は‘ブリランテ’。真ん中はスプレーバラの‘フリューレット’。いずれも私の地元の広島のバラ農家さんが生産しているバラで、クオリティーが高く、鮮度も抜群!
情熱的な赤の大輪バラ‘ブリランテ’に、まっ白なカラー‘キャプテン シスト’を合わせたアレンジです。コニファーの‘ブルーアイス’と‘ブルーバード’、サツマスギをたっぷり使い、コットンツリーとナンキンハゼの白を加えました。赤と白の対比が印象強く残ると思います。
前と同じく赤バラの‘ブリランテ’を使ったアレンジですが、ごく淡いピンクのバラ‘シフォンベール’とラナンキュラスの‘みつり’と‘茜てまり’を合わせ、ビバーナム・ティヌスの青黒い実をたっぷり加えるとぐっとエレガントで大人っぽい雰囲気に。コニファーはシルバーブルーの‘ブルーアイス’を使用。