“更年期夫婦の危機”を乗り越えるための
円満コミュニケーション術
男性脳と女性脳の違いを知ったら、次は実践編へ。毎日の接し方や話し方を変えてみると、すれ違いによるストレスも減り、穏やかな関係が期待できます。
更年期夫婦・円満のための8か条
(1)50歳前後の夫の変化は一時的なもの、と大目に見る元気がなくなりイライラする原因は男性ホルモンの低下。やがて安定する
(2)家庭の中で夫の責務をつくり、妻は一切、手を出さない男性脳は与えられた責務を果たし感謝されることに大きな喜びを感じる
(3)外出の予定は繰り返し何度も伝えておく予期せぬ妻の行動は夫のストレスのもと。男性脳を弱らせ、免疫力を低下させる
「察してよ」ではなく、やってほしいことを具体的に伝えよう(4)更年期で具合が悪いときは具体的に伝えて、夫を頼る男性脳は半径3メートル以内の出来事になかなか気づけない
(5)毎日の「いってらっしゃい」と「お帰りなさい」は同じトーンで変化のない日常的なルーティンに男性の小脳は刺激され直感も冴える
たとえ喧嘩中でも、「いってらっしゃい」は穏やかに(6)結論や目的から先にいう。「ポイントは○つ」と数字を使う結論の見えない話が延々と続くと男性脳はイライラし、疲弊する
(7)夫の言葉を裏読みしない。多くの場合、裏はない「おかずはこれだけ?」といわれたら「そうよ」とにこやかに答える
(8)共通の趣味を1つと、別々の趣味を1つ以上持つ60~70代を、適度な距離感で穏やかに過ごすための布石を打っておく