睡眠を科学する 質の高い睡眠こそ長生きの鍵! 第8回 世界中の睡眠研究から、睡眠と深刻な病気との関係が明らかになっています。毎日きちんと眠り、心と体をリセットすることで、年齢に関係なく最高のコンディションを保つことができ、それは健康長寿にもつながります。
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睡眠時間が短いときの対策
日本人の平均睡眠時間は世界で最も短いことがわかっています。その理由や原因はさまざまですが、睡眠時間が十分にとれないときは、健康を維持するために、その対策もしっかり行うことが大切です。
コーヒー+アイマスクで効率的に昼寝をして不足を補う
睡眠不足を補うだけでなく、日中に活発に活動するためにも15~30分程度の昼寝は大切です。アイマスクをすると光が遮断され、周りに人がいても短時間で入眠できます。また、コーヒーの香りは副交感神経を優位にするといわれ、若干ですが催眠効果が期待できます。昼寝前に1杯のコーヒーを飲むとよいでしょう。
1週間以内で睡眠時間を調整する
睡眠が足りないと多くの人は週末に寝だめをして睡眠時間を増やそうとします。しかし、この方法は体内時計が乱れる原因になり逆効果です。睡眠負債は1週間の中で数日に分けて調整することをおすすめします。例えば週前半に5時間睡眠が続いたときは週後半で1時間ずつ睡眠時間を増やします。